「沙弥香さんのSSって全然死人が出ませんよね」
「そうそう、僕もそれ感じていました。」
「ここは殺すだろ!っていうところでも絶対殺しませんよね」
「うん、オレンジスズメバチのダンナさん、殺されると思ったのにね。」
「あと、ナメクジさんの話に出てくる男性陣ですよね。
あれもみんな”下僕”になっちゃったけど、生きていますよね。」
「沙弥香さんって、徹底して平和主義者なんですかね?
ご自分ではそうおっしゃっていましたけど」
「あら、そうでもないわよ。
いえ、平和主義者なのはそうなんだけど、結構殺しているわよ(笑)」
「そうですか?たとえば?」
「うーんとね、確かに少ないけどね・・・、
ほら、The Box に出てきた”お父さん”、姉妹にザーメンを吸い取られて、最後は自分の奥さんにトドメを刺されたでしょ?」
「ああ、そういえば・・・」
「あと、ピンクプッシーになっちゃった女の人の旦那さんも、最後は溶かされてピンクプッシーの養分として吸い取られちゃったし。」
「ホントだ、結構あるんですね」
「あと、蜘蛛女仁美の異聞編とか・・・」
「あ、でもあれはオリジナルに沿ったからでしょ?
沙弥香さんとしては生かしておきたかったんじゃないんですか?」
「うーん、どうかしら・・・?
アタシ、舞方さんの殺しっぷり(笑)が結構好きでね。
憧れているところがあるから、そのお話の流れではやっぱり殺して正解だったと思うわ」
「なるほど・・・じゃぁ、必ずしも生かしておくっていうわけじゃないんですね。」
「まぁ、そうね、一応、流れにそって臨機応変に・・・」
「でも、結構無理な展開をさせているときってありますよね、
殺しちゃえばむしろ自然な流れを作れたのに、わざわざ生かすから、ストーリーがギクシャクしちゃったりとか・・・」
「(どきっ) そ、そうかもね・・・それは否めないかも・・・」
「ストーリーがギクシャクって言えば、沙弥香さんのSSに出てくる異形変身タイプの怪人というか魔人って、みんなパターンが似ていますよね」
「(ギッ・・・ギクッ!)」
「うんうん、ほとんどが巨乳で乳房には眼球があって、両手は触手で、ベロは長くて、全身には眼球があるか、陰唇があるか、唇があるかのどれかで・・・」
「あるある・・・そんな感じの魔人が多いよね。
それって沙弥香さんの趣味なのかもしれないけれど、どんな設定のSSでもほとんどそのパターンの魔人になっちゃうから、お話の展開が無理やりで、型に嵌め込まれた感じになっちゃって不自然なんですよね。」
「(グサグサグサッ)」
「わかるわかる、変身シーンとか、コピペでも書けるぐらい同じだものね。
あれじゃ毎回不自然になるよね」
「(ブチッ!)はいはい、悪かったわね、
どうせ沙弥香のSSはワンパターンですよ」
「あ、ごめんなさい、別にそれが悪いって言っているわけじゃ・・・」
「そ、そうですよ、沙弥香さん、僕たち、沙弥香さんのSSの大ファンなんですから・・・」
「そうかしら?アタシのファンにしては随分な言いようじゃない?」
「違いますってば、ファンとしての愛に満ちた批評ですよ」
「そうですそうです。沙弥香さんだっていつも言っているじゃないですか。
みなさんの感想やご批判が沙弥香のエネルギー源だって」
「僕たちは沙弥香さんにこれからももっと素敵なSSをかいて欲しくってこんなこと言っているんですってば」
「へぇー、そうかしら?じゃぁ、これは言わば愛のムチってこと?」
「あはは、そこまでエラソーなことを言うつもりはありませんけど、まぁ、それに似たようなものです」
「ふーん、愛のムチねぇ・・・確かに沙弥香はMッ気アリアリだけど、痛いのはごめんだわ」
「ちょ、ちょっと、何言ってんですか、たとえ話ですってば」
「そうですよ沙弥香さん、ほら、機嫌を直して、またSSを書いて下さいってば、お願いしますよ」
「そうね、わかったわ、貴方たちの”愛”に応えてあげなくっちゃね」
「(ホッ・・・)そうですよ、よろしくお願いします。
僕たち、ずっと沙弥香さんのファンですから」
「ええ、そうです。その通りです。」
「それを聞いて安心したわ・・・フフフ」
「え?さ、沙弥香さん・・・?」
「こういうSSもいいわよね。
ちょうどジェットコースター的なものを書いてみたかったところなのよ」
「じぇ、ジェットコースター?」
「ウフフ、さぁ、そんなことより、そんな素敵な格好しているんだから、もっとアタシによく見せて頂戴。」
「え?す、素敵な格好って・・・?」
「ほら、アナタもよ、何してるの?」
「あ・・・ああ・・・あはん・・・そ、そうだったわ・・・フフフ」
「そうそう、真っ赤なレオタードがとても良く似合っているワ」
「あはぁん・・・アタシのことも見てぇ・・・沙弥香さぁん・・・」
「アナタも素敵よ。アナタはグリーンのレオタードね、フフフ」
「はい、アタシタチ、レオタードが大好きなんです。
今日も沙弥香さんにインタビューするんだからってお気に入りのレオタを着てきましたの・・・ウフフ」
「すっかりいやらしい体つきになったようね・・・
もう身も心もレオタ牝になったのよ、気分はどうかしら?二人とも?」
「ああん、嬉しいですわ・・・最高の気分です・・・女になることがこんなに快感だなんて・・・
ああっ!乳首がナイロンにこすれてっ!
ああん、沙弥香様、ご覧になってぇ・・・もうビンビンですわ!」
「あ、アタシもですぅ・・・ここ、喰い込んでクリットに触るのぉ・・・
あんっ!沁みができちゃう〜・・・」
「フフフ、たまらないわねぇ・・・こういうSSもたまにはいいわぁ。
さぁ、アナタたち、アタシもレオタに着替えてくるからここで待ってなさい。
今夜はタップリ楽しむのよ、フフフフフ」
「「はぁい、沙弥香さまぁ・・・」」
END